お知らせ
お知らせ
2023.10.12
LOBO調査は全国各地の商工会議所が参加する全国規模の早期景気観測調査です。
○業況DIは、4か月連続で足踏み続く。先行きは、円安の伸長等によるコスト増で懸念続く
全産業合計の業況DIは、▲9.0(前月比▲0.1ポイント)。建設業では、国土強靭化事業をはじめとする公共工事の受注が堅調に推移し、改善した。小売業では、高付加価値商品の販売やインバウンド需要が好調な百貨店が下支えし、改善した。また、卸売業でも小売業からの引き合い増加で改善した。一方、製造業では、円安の伸長による輸入部材の価格高騰により悪化した。サービス業では、慢性的な人手不足により、飲食・宿泊業を中心に、悪化となった。各業種の業況はまだら模様となったものの、エネルギー価格の高騰によるコスト増や深刻な人手不足等、業種を問わない課題は山積しており、中小企業の業況は4か月連続で足踏みが続いている。
○付帯調査テーマ
・2023年度の賃金(正社員)の動向
・ALPS処理水の海洋放出による企業活動や地域経済への影響